ゲームの人気を支えるアニメ

ゲームをもっと楽しむために

今、ゲーム業界で大きなシェアを占めるのはスマートフォンなどでプレイできるソーシャルゲームです。手元のスマートフォンからちょっとした時間で気軽に遊べるゲームアプリは多くの人に親しまれ、ユーザー人口は拡大の一途をたどっています。

従来のテレビゲームなどのコントローラーと違い、スマートフォンやタブレットでプレイするゲームでは、プレイヤーの指先ですばやくターゲットを指定し、移動させるようなシステムのゲームが主流です。パズルやシューティングといったジャンルのゲームが向いている反面、キャラクターをコントロールするアクションゲームや、両手を使って複雑なコマンドを入力させるような本格的なゲームはスマートフォンで遊ぶスタイルには不向きです。しかし、画面の長押しや軽く弾く動作など、気軽に片手で遊べるからこそ、今までにない様々なプレイスタイルのゲームが提案できるとも言えます。

そして、従来のゲームと違う点としてもうひとつ「プレイヤーの目とゲーム画面の近さ」が挙げられるでしょう。スマートフォン向けゲームではゲーム画面とコントロールする場所が一体であり、プレイヤーはかなり限られた範囲に視線を集中し続けることになります。そんな状況で小さな画面に細かいエフェクトや説明文などが延々表示されていては、ストレスを感じてゲームをやめてしまう人も多いでしょう。もちろん健康のためにもゲーム中には休憩を取るべきですが、そもそもそんな疲れるゲームを今後も遊び続けたいと思う人はそうそういないものです。

「次に何をするべきか、どこを見るべきか」というプレイヤーの迷いを先読みし、選択すべきボタンをキラリと光らせて目立たせる、ステータスの数値が変動したのを点滅して知らせるなど、細かくても見やすいアニメーションで行動を誘導してあげるだけで、プレイヤーが感じるストレスは大幅に軽減されるでしょう。スマートフォン向けゲーム制作者は、わかりやすく見やすいゲーム画面を常に心がけなくてはいけません。そのためにはアニメーションを利用し、文字や音声の説明に頼らずともプレイヤーがゲーム内容を簡単に理解し、遊び続けられるような演出が必要です。

限られた画面サイズと操作方法、そしてプレイヤーの目線と手軽さを意識しながら表現しなくてはいけないスマートフォン向けゲームが普及したからこそ、アニメーション制作技術やプレイヤーを楽しませるテクニックやノウハウも日々進化しています。今後もますますソーシャルゲームのクオリティは向上し、多くの人々が熱狂するでしょう。