ゲームの人気を支えるアニメ

プレイヤーの目を導く

スマートフォンでソーシャルゲームを遊ぶ時、人々はどのような点に注目するでしょうか。もちろん、登場するキャラクターの魅力やデザイン、ストーリー設定や難易度などはゲームを楽しむためのメインとなるポイントですが、それらの要素がきちんと伝わり、初めてのプレイでも楽しめるような環境が整っていなければゲームの楽しみは半減してしまうでしょう。つまり「わかりやすさ」、そして「簡単で快適な操作」がスマートフォン向けゲームでは重視されるのです。しかし、大きいとは言えないスマートフォンの画面内でわかりやすさだけを追求して長々と世界観や操作についての説明を読ませるだけでは、ゲームを楽しむどころかプレイヤーを現実に引き戻してしまいかねません。そのような時に役立つのがアニメーションです。

まず「人は動くものを見る」という前提から、ゲームの中で目立たせたいものにアニメーション演出を付け加えていくべきでしょう。キャラクターの位置、重要なアイテム、現在の得点などゲームを進行していく上で大切な、プレイヤーが気にすべきポイントは常にその「動き」を認識できるようにしておく必要があります。かといって、画面内のステータス表示やアイテムに全てアニメーション演出をつけて動かしておけばいいというものでもありません。重要なものを動かし、逆に何を動かさないかという押しと引きのバランスも大切です。

また、スマートフォンを指で操作しているという点もアニメーション制作の際には気を配らなくてはいけない大切なポイントでしょう。画面をタッチして操作する時に指や手で画面が隠れるため、画面全体を見られなくなる瞬間があると考えると、画面下部に一瞬しか表示されないアニメーションを表示させていても、プレイヤーが見逃してしまう可能性があると想定できます。タッチ操作をする場面では大きなアニメーション効果をつけて、操作が行われたことをわかりやすく見せる演出が必要になるでしょう。

以前から多くの人に親しまれてきたテレビゲームや携帯ゲームとは違い、スマートフォン向けゲームでは小さな画面内の情報量や、指で操作する点などから、プレイヤーの視線の動きを改めて考えなくてはいけません。その際にはアニメーション演出が効果的です。操作の「わかりやすさ」は、そのままゲームの「楽しみやすさ」に直結しています。スマートフォン特有の操作性とアニメーション演出の相性の良さを利用すれば、ゲームはより楽しめるものへと進化できるでしょう。

導線を導くアニメーション制作